【ウチの娘は、彼氏が出来ない!!第9話】ネタバレ・あらすじ・感想

菅野美穂が主演を務める『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』は、娘役に浜辺美波と、ほぼダブル主演状態の豪華キャストで放送されます。

今回は『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第9話の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

一ノ瀬さんの嘘

「このままあの子が帰ってこなかったらどうしよう……」

碧さんは、一ノ瀬さんと一緒に旅に出てしまった空さんを心配して、『おだや』のゴンちゃんたちに相談していますが、

「こんにちはー」

と空さんはすぐに帰ってきます。沖縄に行っていたようで、みんなにお土産を持ってきます。

一ノ瀬さんも、お土産の流木を、碧さんの自宅に飾りつけています。

空さんは帰ってこいって言われると思ったから連絡をしなかっただけで、一ノ瀬さんと数日間、沖縄旅行をしていただけだと言います。

碧さんが一ノ瀬さんのことをまだ怒っていることを気にしています。

流木の飾りつけが終わった一ノ瀬さんは、

「いい宿が見つかりました」

近所の玩具屋のお婆ちゃんと仲良くなり、その二階に部屋が空いていたので、格安で住まわせてもらうことにしたそうです。

さらに、周一さんの整体院『太葉堂』の内装を、流木でアジアンテイストに改装するバイトを始めたり、神社の境内に車を置かせてもらって流木を売り始めたり……そういう風に人と仲良くなるのが上手で、生活能力が高い一ノ瀬さんに、

「生きてく力、あるなあって……」

と空さんは感心しています。

「ちょっと、違う風を感じたっていうか、今までとは……この人、見といたほうがいいんじゃないかって……」

父親であることはひとまず置いておいて、変わり者の一ノ瀬さんに人として興味を抱いているようです。

空さんや近所の人たちと仲良くなり、スルスルと自分の生活圏に入り込んできた一ノ瀬さんに、碧さんは、

「何が目的なんですか? こんなところまで追いかけてきて、あげく居座って……」

と訊きますが、

「さあ、何でしょう?」

と一ノ瀬さんはとぼけます。

碧さんが勝ったら一ノ瀬さんは島に帰るという約束で、ジェンガをやり始める二人。

碧さんを動揺させるため、戦い方の癖を指摘し、

「昔もそうだったよ」

と意味深なことを言う一ノ瀬さん。

島で再会したとき、出会い頭に碧さんのことを「覚えてない」と言ったのは、嘘だったことが判明します。

「何で嘘ついたんですか?」

と問い詰める碧さん。

「ごめんなさい」

と一ノ瀬さんは謝り、

「空さんの瞳が、鈴にそっくりで……鈴がそこにいるみたいで……あなたを覚えてるって言うことが、できなかった」

それで咄嗟に嘘をついてしまったのだと釈明します。

「本当に申し訳ない。鈴を支えてもらった。鈴の子どもを、まさかあなたが、育てていたなんて……」

碧さんは鈴さんと親友になった経緯を話し、

「私は、鈴さんには言わなかったけど、思ってました。何で鈴さんにはあなたの子どもが出来て、私にはあなたの子が出来なかったんだろうって……悔しかったです。そのぐらい、あなたのことが好きでした。昔の話なのに、涙が出るって不思議ですね」

そして、どうして鈴さんの傍に居てあげなかったのかと、碧さんは一ノ瀬さんを責めます。

「女が一人で子ども生むって、どれだけ心細いことかあなたに分かりますか。しかも病気抱えて……殴っていいですか、鈴さんの代わりです」

と碧さんは一ノ瀬さんにビンタをします。

鈴さんの嘘

空さんは、碧さんと一ノ瀬さんと一緒に、三人で鈴さんの墓参りに行きたいと言います。

「そしたら、鈴さんも空の上でホッとするんじゃないかな……」

それで、三人で墓参りに行き、帰りにすずらん商店街の銭湯に行き、風呂上りにビールで乾杯します。

空さんは一ノ瀬さんの荷物の中に、アルバムがあるのを見つけます。そこには頭上の青空ばかりを映した写真が入っていますが、その最後のページには、沖縄で最近撮った娘の空さんの写真が入っています。

そしてその日以降、青空の写真は撮られていません。

「なぜ私を撮った後、やめちゃったんですか?」

と空さんは訊き、

「もう撮る必要がなくなったから。本物の空に会ったから……空がいることを知ってたんですか? だから空を撮ってたんですか。毎日、空を忘れないように」

碧さんは一ノ瀬さんの真意を理解して、そう尋ねます。

「忘れないようにっていうか、忘れられなかったです」

と一ノ瀬さんは認めます。

「何それ、キモ、キショ……あ、ゴメン、父ちゃん」

と空さんは、一ノ瀬さんを思わず「父ちゃん」と呼んでしまった自分に驚き、動揺します。

それにしても、どうして一ノ瀬さんは鈴さんが妊娠していて、その子どもが空という名前だということを知っていたのか。

そのことを碧さんが訊くと、

「鈴から手紙をもらいました。20年前、空さんを生んだ後……」

と一ノ瀬さんは言います。

それは、「やり直さないか」という一ノ瀬さんの手紙への返信として書かれたものでした。

「返事はノーでした。僕とやり直す気はない。ただ、女の子を生んだ。あなたの子だ。空と名前をつけた。新しい人とやっていくって、その手紙には書かれていました。好きな人ができた。その人と新しい家庭を持つ。その人は、空と私を、受け入れてくれたって……」

碧さんの知る限り、鈴さんにそんな人はいませんでした。

でも一ノ瀬さんはその話を信じて、鈴さんは新しい家庭を作ったのだと思い、自分から会いに行ったりすることはできなかった。

だから碧さんが空さんを連れてきて、真実を知ったときは驚いたと言います。

「なぜそんな嘘を……?」

と碧さんは鈴さんのことを考えます。

「雲隠れして、女がたくさんいる一ノ瀬さんより、母ちゃんに、私を託したほうがいいと思ったんだよ」

と空さんは鈴さんの気持ちを想像します。

その夜、一ノ瀬さんの前に、鈴さんの幽霊が現れます。

「なぜ、あんな嘘を……?」

と一ノ瀬さんが訊くと、

「新しい男ができたぐらい言わせてよ。私、あなたに酷い目にあった。空を生んだのを伝えたのは親心。強いて言うなら、女の意地。あなたの子どもを、この世に残しましたよっていう……」

「じゃあ何で俺とやり直さなかった?」

「だって、あなた信用できないじゃない。でも、元気そうでよかった」

そして、雲の上からでは手が届かないから、この世のことはお願いね、と言って、鈴さんは去っていきます。

雪の夜の告白

碧さんは一ノ瀬さんの部屋で、ジェンガをしながら話します。

「碧さんは、向日葵みたいな人だった、夏の向日葵」

と一ノ瀬さんは言います。自分はもともと暗く重たい人間で、碧さんと付き合っていた時期だけがカラーページだったと。

「あなたの作品、みんな読んでました。どれも素敵でした」

「私、あれからいろいろ恋をしました。あなたと別れてから。でも誰も、本当には好きになれなかった。舞台の上のあなたは本当に美しく、舞台を下りたあなたは、本当に愛しかった」

「今はこんな、ただの流木売りだ」

「あなたには変わりないじゃないですか。あなたはこの世に、たった一人しかいない」

一方、漫画制作の合間に、夜道を歩いていた空さんと光さんは、近所の不良たちに絡まれます。

空さんを守ろうとした光さんは、不良たちに殴られそうになりますが、通りかかった人が「通報するぞ」と声をかけてくれて、難を逃れます。

空さんは眼鏡を落としてしまい、

「ないと歩けない」

と言うので、光さんは「危ないから」と、その手を取って歩きます。

「手繋ぐのは、恋人って、言ってなかったっけ?」

「今は非常事態なんで……」

「そっか……」

と手を繋いだまま歩く二人の頭上から、雪が降ってきます。

同じ雪を、一ノ瀬さんの部屋の窓から見ている碧さん。その背中に、一ノ瀬さんが声をかけます。

「碧さん、たとえば、僕ら、やり直しませんか。あるいは、始められませんか」

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