【ウチの娘は、彼氏が出来ない!!第4話】ネタバレ・あらすじ・感想

菅野美穂が主演を務める『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』は、娘役に浜辺美波と、ほぼダブル主演状態の豪華キャストで放送されます。

今回は『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第4話の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

プライド

散英社で一番立派と言われる『808 特別応接室』。

恋愛小説家の水無瀬碧さんは、人気バンド『サイレントナイフ』の久遠悠人さんと対面します。

碧さんの小説、『私を忘れないでくれ』を原作にした映画で悠人さんが主演をすることになり、もともと悠人さんの大ファンだった碧さんは楽しみにしていたのですが、悠人さんは会うなり、「原作のようにヒロインが死ぬのではなく、自分が死ぬことにしたい」と言い出します。

「だってさぁ、死んでくほうがオイシイじゃん。女の子、わー悠人死んじゃう~、とか言うわけでしょ」

そしてタイトルは『僕を忘れないでくれ』にすると。

さらに悠人さんは、原作にあるヒロインのセリフを、自分が言いたい、つまり男女を逆にして話を作り直すと言います。

原作者である碧さんの了承を取らず、既に脚本の作業も進んでいると……

「私の原作なくてもいいんじゃないですか。それ、違う話だし……」

碧さんが抗議しても、

「了承とか、そんな難しい言葉ヤダな……僕と先生の間でそんな言葉使わないでほしいな」

と悠人さんは碧さんを見つめ、一方的に要求だけを伝え、レコーディングで忙しいからと去ってしまいます。

同席していた編集長の小西さんは次の書下ろしの企画を通すのと引き換えに、映画化に協力するよう碧さんに圧力をかけます。

担当の漱石さんだけは抗議しようと言ってくれますが、

「私はもうオワコンなんだよ。こんな滅茶苦茶な条件でも映画化受けないと、次の場がもらえない……私を誰だと思ってるの、水無瀬碧なのよ」

碧さんのプライドは滅茶苦茶に引き裂かれてしまいました。

一方、『おだや』でバイトしている空さんのところへ、整体師の周一さんが付け鼻毛のことを説明しに訪れます。

「僕は君に嫌われようとしたんだ。忘れられない人がいて、その人を忘れてはいけなくて……だから、このデートは失敗させなきゃと思った」

そんな風に説明された空さんは、忘れられない人がいるなら、

「はっきりそう言ってくれたほうがよかった……鼻毛出して嫌われようなんて、姑息過ぎます。なんか私、子ども扱いされたような……自分を、見くびられたような気がします……さよなら」

と自分から席を立ちます。碧さんとは別の場所で、空さんもまたプライドを傷つけられる経験をしていました。

家に帰ってからもモヤモヤが残る空さんは、スケッチブックに何か描き始めます。

ついでに『おだや』では、ゴンちゃんがお見合いをして結婚する予定だった相手の女性が、実は資産価値だけでゴンちゃんに近づいただけで、もっと条件の良い人が現れたため、ゴンちゃんとの交際を断ってくるという事件が地味に勃発しています。

碧さんとは別の場所で、ゴンちゃんもまた地味にプライドをやられていました。

シンプルで、簡単な思い

碧さんの家。

『私を忘れないでくれ』が男女逆でも物語として成立するかどうか検証するため、漱石さんが一人で膨大なプロットを書いてきてくれます。

三日間ほとんど寝ずに作業したと聞き、碧さんは感謝しますが、

「でもゴメン。私の『私を忘れないでくれ』は、ナオコ(ヒロイン)が死ぬ物語なの。そして、シュウジ(ヒーロー)が生きる物語なの」

その譲れない思いを聞いて、

「断りましょう、映画化」

漱石さんはそう進言しますが、

「お金もほしいし、次の場所がほしい」

と碧さんは諦められない様子。

漱石さんはもともと散英社で有名な漫画家を担当していました。ネタに詰まった漫画家が海外の小説をそのままパクり、担当の漱石さんが泥を被る形で、文芸部に異動してきた……
その経緯を元担当の松山さんから聞いた碧さんは、

「あいつといると、心の中喋っちゃうのよ。金がほしいとか、次の場がほしいとか、みっともないこと喋って、勝手に憎たらしくなって攻撃的な気分になって、やり込めたくなっちゃって……」

と漱石さんに対する言葉が溢れてきます。

「碧さん、悪い癖出てませんか? 好きになったりしてないでしょうね?」

と松山さんから見透かすようなことを言われます。

空さんは大学にいた光さんを『おだや』へ連れていき、スケッチブックを見せます。空さんが描いたのは、

「ここではない、今ではない、ある国……物語が禁止された、ある国……」

のイメージボード。これでイメージが湧いてストーリーが浮かぶと光さんは感動します。

そこへ周一さんがやって来て、もう一度、付け鼻毛をつける原因になった「忘れられない人」についてちゃんと説明します。

それは彼女でも、好きな人でもない、小学三年生のとき、一緒にウサギの世話係をしていた女の子だと言います。

周一さんは小さい頃に事故で両親を亡くして、叔父さんに引き取られたそうですが、本当の家族とは違う雰囲気で、孤独な思いをしていた。そのウサギと、一緒に世話をしている女の子だけが家族のように思えた。

それで彼女が転校するとき、ウサギ小屋の前で、結婚の約束をしたのだと言います。

当時まだ9歳でしたが、その約束を未だに守り続けている……

「変な奴ですよね、気持ち悪いですよね……」

と周一さんは自虐します。

そのエピソードを聞いた空さんは、心が動き、店を出ていった周一さんを追いかけ、

「私ではダメでしょうが、先生がその子の小さな手を忘れられないように、私も眼鏡を直してもらったとき、あの時のことが、どうしても忘れられないんです」

と再度告白、

「私と、もう一度デートしてもらえませんか? 嘘のデートじゃなくて、本当のデートを……」

まっすぐにそう伝える空さんを、離れたところから光さんが見ています。

そして、一方的にフラれたはずの未羽さんに、「面白い」から結婚式に来るように誘われた光さんは、

「もう俺、人の心とか、自分の心とか、試すような、弄ぶようなこと止めたい……シンプルで、簡単でいたい」

と今度は自分からお別れを伝えます。

映画化の顛末

散英社。

出来上がった『僕を忘れないでくれ』の脚本を読んだ漱石さんは、「これはないと思います」と小西さんに抗議します。

「死んだと思ったシュウジが冷凍人間になって30年後に甦り、ナオコの娘と結ばれる……」という無茶苦茶な話になっているらしく、

「とてもじゃないけど水無瀬先生に見せられませんよ……」

と心配しますが、既に脚本は碧さんの元にも送られており、読んでしまっています。

漱石さんはこれを書いた大物脚本家の豪邸に、リライトを頼みに行きます。

ストーリーの辻褄を合わせるためのプランを書いた紙を大量に持っていきますが、その脚本は、他の弟子みたいな人に書かせたものらしく、自分で書いていないと言います。そして、

「あのアイドル映画ね、ヤンキーの高校生が、ボウリングの待ち時間に、地方のイオンで観る映画だよ、誰も分かりゃしないよ、辻褄なんか合わないほうが喜ぶんだよ、あいつら。ツッコミどころ満載~、とか言ってさ、自分の頭良くなった気になってさ……」

と突き返してきます。

「自分の作品を観る人を信用してないんですか?」

と食い下がる漱石さんに、

「書くのなんか何も楽しくないよ。だからなるべく書かないようにしてるわけ。楽しいのは、稼いだ金で、こうして美女と遊ぶこと」

と高級車で美女と一緒に去っていきます。

自分が映画会社に乗り込むという碧さんを、そんなことしても「面白おかしく噂が立って終わりです」と漱石さんは諫めます。

そして、漫画家が盗作したときも泥をかぶったように、今度も自分が社史編纂室へ異動になってしまうのを覚悟で、主演の悠人さん本人に直談判しに行きます。

その悠人さんもまた、本当は音楽へのこだわりや情熱を持っているのに、様々なしがらみで自分が納得できないことをやらされている一人。プロモーションのために映画『僕を忘れないでくれ』に出演するのもその一つでした。

曲のアレンジが納得できないと、社長と喧嘩している悠人さんの姿を見た漱石さんは、

「素人にも感じる心はあります。あなたの曲に命があるように、物語にも命があります。あなた方のやろうとしてることは、物語を、水無瀬碧の作品を殺すことです。あなたなら分かるんじゃないですか? 命があると思われるものを産み出すために、どれだけの苦労や時間があったか……」

そう訴えかけます。

悠人さんは、「こんなのありえないって分かってた……」と言い、餃子屋で時給900円でバイトしてた頃から、水無瀬碧の小説が好きだったと本音を漏らし、

「ごめんなさい、先生に謝っておいてください」

と頭を下げます。

漱石さんは碧さんに、悠人さんが元の原作通りにやってくれることになったと報告に行きます。

碧さんが「ありがとう」と素直に感謝を伝えると、

「ありがとうとか言われると、ヤバい……」

漱石さんは恐縮します。そして、本当は言うつもりはなかったが、

「『私を忘れないでくれ』が好きで、編集者になった……」

水無瀬碧の担当になりたくて、散英社に入ったのだと、明かしてくれます。

「何でそんなこと、今言うの……」

と碧さんは心を動かされ、二人は急速にいい雰囲気になります。

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