【ウチの娘は、彼氏が出来ない!!第1話】ネタバレ・あらすじ・感想

菅野美穂が主演を務める『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』は、娘役に浜辺美波と、ほぼダブル主演状態の豪華キャストで放送されます。

今回は『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第1話の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

「ガーン……」とか言ってる元恋愛小説の女王

象印マークがついたビルの傍に、水無瀬碧さんの住むタワーマンション『エンゼルフォレストタワー』はあります。

「恋愛って、刀を持つことだと思うんです」

その白を基調にしたゴージャスな一室で、恋愛小説家の碧さんは取材を受けています。

「今の子って恋愛しないじゃないですか……」

彼女が心配しているのは一人娘、空さんのこと。「彼氏いない歴、生まれてきた年数と同じ……」

などと言われている当の空さんは、そんなことまるで気にしていない様子。

自宅近くの路上でキャリーバッグいっぱいに買ってきた2次元の同人誌を眺め、ほくほくしています。

碧さんは20歳で空さんを生みました。「娘に恋愛して欲しい、恋をすることでしか成長できないこともある」と信じて疑わない様子。

そこへ散英社の編集長の小西さんが、橘漱石さんという若いイケメン編集者を伴い訪ねてきます。

今まで碧さんの担当をしていた松山さんが早期退職するらしく、これからは漱石さんが担当になるそうです。

碧さんは、小西さんが、何かのお詫びのときに使う『タツヤの羊羹』を携えているのを見て、イヤな予感が……

そこへ、空さんが帰宅してきます。

『エンゼルフォレストタワー』のある『すずらん商店街』は、江戸時代から門前町として300年以上栄えてきた歴史ある街。

その一角にある老舗たい焼き屋の『おだや』。

そこの4代目のゴンちゃんは、父である3代目の小田俊一郎さんと共に、タピオカブームに対抗すべく、新商品の『サンマ焼き』(カロリーを気にする女性向けに、餡子を減らしたもの)を開発しようと汗水垂らしています。

『おだや』でバイトしている空さんは、その『サンマ焼き』を碧さんや仕事関係者に出します。

重ねて、小西さんが『タツヤの羊羹』を出し、現在碧さんが連載している小説が、

「来月をもっておしまいになります。打ち切り」

と告げます。

「ガーン……とか言ってる昭和の私にはもう仕事はないわけね……」

と碧さんもショックを隠せない様子。

打ち切りになる作品は、『アンビリカルコード』という、シリーズ化して、映画化しようという企画だったミステリ。

それがまったく売れなかったのでシーズン1で打ち切りになるのだそう。

やはり碧さんには「ミステリは向かなかった、恋愛小説しかない」と小西さんは言います。

「小西くん、腹出たね……」

碧さんが編集長の小西さんを「くん」付けで呼ぶのは、昔からの知り合いで、碧さんを見出してくれた人だから。

幼馴染みと運命の人

『おだや』でバイトしている空さんは、休憩中、

「家を引っ越すべきだと思う、もうローンが支払えないと思う」

とゴンちゃんや俊一郎さんに相談しています。

一方、碧さんは漱石さんからラブストーリーを書くよう提案されます。恋愛ものだったら散英社から書き下ろしで本を出してくれると。

「でももう、無理よ……恋愛とか、遠い……」

かつて恋愛小説の女王として一世を風靡した碧さんですが、今はプライベートで恋愛をしていないので勘が鈍り、自信を失っています。

「そんな相手もいないし……」

現実逃避するように、碧さんは『おだや』でドカ食いし、ゴンちゃんと親しげに馴れ合います。

碧さんとゴンちゃんはこの『すずらん商店街』で育った幼馴染みで、同じ習字教室に通い、墨をぶっかけ合う仲。

その時勢い余って碧さんが硯ごと投げ、ゴンちゃんに命中してしまったときの古傷が、彼の顎の下にまだ残っています。

「水無瀬碧ももう終わりかな……」

と仕事を切られて落ち込む碧さん。それを心配するゴンちゃんが冗談で、

「うちに嫁にくるか」

と言ったのを本気にして喜んでしまうほどには、碧さんも家計が逼迫していることは分かっています。

「ローンがきつい」とぼやく碧さんに、「引っ越せば?」とゴンちゃんは言いますが、

「それはできない」と碧さん。その頑な顔を見て、

「空ちゃんか……」

ゴンちゃんは多くを聞かずとも、何かを察します。

もともと碧さんが住んでいた実家は、古くは皇室の写真も撮ったことがあるという老舗の『水無瀬写真館』。

地上げにあって碧さんの両親は写真館を売り、スイスへ引っ越してしまいましたが、その頃まだ駆け出しの若い小説家だった碧さんは『空の匂いをかぐ』という小説で一発当て、成功の象徴であるタワマン『エンゼルフォレストタワー』に部屋を買いました。

そして今はそのローンに苦しめられていると……

その頃、空さんは、運命の出会いをします。

公園で考えごとをしていて転んでしまった空さんに声をかけ、歪んだ眼鏡をパッと直してくれた男性に、

「眼鏡屋さん?」と一目惚れした光さん。

「ちょっと違うけど……」とその男性、渉周一さんは照れ臭そうに笑います。

母の打開策と、大学一のイケメン

原稿が書けなくなるとすぐ食に走って豪遊したり、通販でブランドものの服を買ってしまう浪費家の碧さんに、

「うちの家計はヤバい」

本気で心配するしっかり者の空さんが、スマホでつけている家計簿を碧さんに突きつけます。

「ここのローンは厳しくないか?」「引っ越そう」などと矢継ぎ早に厳しいことを言う空さんを、

「君、大学辞めて働く?」碧さんは茶化したり、

辛い現実から目を背けたりしながらも、いつの間にか碧さんの片腕となり、仕事で忙しい彼女の代わりに、この家のこと、お金の管理までしてくれるようになった空さんのことを、

「母一人子一人、私たちは世界を生き抜く相棒だ」

と思うほど、人生のパートナーとして信頼しています。

その空さんとの、母娘というよりは、女友だちに近い、楽しく幸せな毎日を守るため、

「母ちゃんには考えがある!」

それは、シーズン1で打ち切りにされた、

「『アンビリカルコード』を売る! 続きを連載させてくれる出版社を探す! そして、ベストセラーにする、『ハリーポッター』のように!」

という一応前向きなものだったので、勢いに押されて空さんも頷き返します。

その空さんが通う立青学院大学のキャンパスには、入野光さんという有名なイケメンがいます。いつものように女子に囲まれ、ゼミの飲み会に誘われている彼を、

「陽キャめ、光の属性……」

などと冷めた目で遠巻きに見ている空さんにも、

「君も、行くよね?」

光さんの友人・ナオキさんから誘いの声がかかります。

空さんは断りますが、

「先生が、全員出席じゃないと単位渡さないって」

「それ、何とかハラスメントじゃないんですか?」

「冗談だよ、でも僕、幹事なんで、よろしく」

と押し切られてしまいます。

ぼっちの飲み会と盛大な親子喧嘩

碧さんは『アンビリカルコード』の続きを出してくれそうなところがないか出版社に営業の電話をかけまくったり、メールで持ち込みの依頼をしますが、なかなか良い返事がもらえず、苦しんで不貞寝。シーズン10ぐらいまで構想を練っていたノートを見返し、

「打ち切り……」

改めて実感が湧いてきたのか、涙が出てきます。

追い打ちをかけるように、散英社の漱石さんから電話がきて、『アンビリカルコード』の連載は後2回だと告げられます。

40回は続けるつもりでプロットまで書いていたその作品を、残り2回で終わらせるための、辛い執筆に精を出すことしか、今できることはありませんが、それも捗らず、途中まで書いたものを全部消してしまいます。

窓から見えるビルの象印を眺め、何とか奮起します。

一方、渋々ゼミの飲み会に参加することになってしまった空さんですが、リア充たちの巣窟のようなその場の雰囲気に、案の定馴染めず、ぼっちを決め込み、一人で枝豆を食べようとしますが、それもうまく食べれなかった彼女に、向かいにいた光さんが微笑みかけますが、

「バカにしないでください」

と勘違いした空さんはキレて枝豆を投げつけます。光さんは枝豆に食べるのを失敗したのが可愛いかったので素直に笑いかけただけのようですが、固く心を閉ざした空さんには通じず、

「お先に失礼します。見たいアニメあるんで」

とその場から立ち去ります。

本格的にスランプになり、まったく書けなくなった碧さんに、引っ越し先候補の物件を渡す空さん。

それがきっかけで二人は大ゲンカに発展します。

「南十条に、都落ちしろと」

「港区に住みたいのは、母ちゃんの見栄だ。プラダもヴィトンも、母ちゃんの見栄だ。この家は母ちゃんの見栄に食い尽くされる」

「誰のためにこんな苦しい思いしてるのよ」

「は? 自分が書けないのを人のせいにすんなよ」

「あんたが国立行ってくれたら、もうちょっと家計だって楽だったわよ」

「私は母ちゃんに、私のために書いてくれ、なんて頼んだ覚えはない。勝手に書いて、勝手に有名になっただけだ」

「何言ってんの! 誰がここまで育てた!?」

「うわ、出ました、お決まりのセリフ、ダッサい!」

「文句あるなら出てってよ! ここは私の家だ! 私が買った家だ! 出てけ!」

「言われなくても出てくよ」

と空さんが売り言葉に買い言葉で出ていく際、

「母ちゃん、私の担任の名前、何人言える?」

訊かれますが、なかなか出てこない碧さん。

一人になった部屋で、窓から見えるビルの象印を見て、

「書かないと」

と本気になります。

二人の守護神

夜中に『おだや』に避難してきた空さん。

ゴンちゃんから温かいお汁粉をご馳走になりながら、碧さんが頑なにあの部屋から引っ越そうとしないわけが、単なる見栄のためだけではないことを聞かされます。

それは、
「空のためだ」と。

小さい頃、泣いている空さんにその象印を見せると泣き止んだそうです。

「象印、お父さんがいないからその代わり、私たちの守護神だって……」

と碧さんに何度も言われていたことを、空さんも覚えていました。

今も空さんのスマホの待ち受けは、その象印の画像です。

「実は、今もあれを見ると、ホッとする……大学受験、国立を落ちたときも、あれを見ていた……少し気持ちが楽になる。格好悪くて秘密にしてたの」

「母ちゃんにはバレてたな……空にとって大事なものは、母ちゃんにとっては、もっともっと、大事なものだ」

碧さんの真意を知った空さんは、

「……ゴンちゃん、母ちゃんのぶんまでお汁粉あるか?」

と立ち上がります。

空さんが、碧さんへのお汁粉を持って走って帰ってくると、碧さんは、保育園の頃、空さんが書いた落書きを見ていました。

ゾウさんの上に、碧さんと空さんが乗っている、あどけない絵。

空さんは、後ろから碧さんの背中を抱きしめ、言葉で語らずとも二人は和解します。

「ここには、この家には、3つのあんたも、9つのあんたも、みんないるから」

そう言う碧さんは、南十条に引っ越す決意を固めていましたが、ダメだと空さんは言います。

「母ちゃんは書くしかないんだ、書くために生まれてきた、母ちゃんの小説をたくさんの人が待ってる」

「だけど『アンビリカルコード』を後2回で終わらせ、その後恋愛小説を書くしか私に道はない」

恋愛小説を書けば本を出してもらえるが、もう恋とかよく分からないから無理だという碧さんに、

「私が協力する、私が恋をする」

と空さんは言います。

私が恋をするから、それをネタに書けばいい、と。

「ええ、あんたが? オタクで腐女子のあんたが?」

と碧さんは驚きながら、

「あんたがその気になってくれたのが何より嬉しい……恋愛小説を書く! 書こう!」

とバンザイして四十肩を痛めます。

でもオタクを主人公にして恋愛小説を書いたら、ラノベみたいになってしまうから、やっぱり自分でも恋をしないとね……と通っている整体で言っている碧さんの前に、新しい整体の先生が現れます。

傷んだ体をパッと治してくれたその若いイケメンに、碧さんは一目惚れ。

それは公園で空さんの眼鏡をパッと直してくれた、空さんも運命だと一目惚れしたあの、渉周一さんです。

彼は、『アンビリカルコード』もぜんぶ読破している、碧さんのファンだと言います。

「こうして、母と娘の、戦いの火ぶたは、切られたのである」

コメント

タイトルとURLをコピーしました