【青のSP(スクールポリス)第10話(最終回)】ネタバレ・あらすじ・感想

藤原竜也が主演を務める『警察官×学園エンターテインメント』という異色のコラボ作品。

今回は『青のSP(スクールポリス) ―学校内警察・嶋田隆平―』第10話(最終回)の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

暴行未遂事件の裏で、何が起きていたのか?

岡部さんに撃たれた木島校長は一命を取り留め、病院のベッドで眠っています。

校長が岡部さんに襲われたことが、職員室で話題になっています。

岡部さんの暴行未遂事件を公にした隆平さんも狙われるのではないかと、教員たちは心配しています。

隆平さんは涌井さんに近づき、

「1年前の暴行未遂事件で、お前は被害者扱いされた。でも本当はそうじゃないんだろう?」

尾崎さんと組んで、わざと襲わせたんじゃないかと、隆平さんは訊きます。

「そのことを香里に見抜かれ追及を受けた。下手をすれば取り返しのつかないことになるのに、なぜそんなことをして、岡部をハメた?」

そう推理して、隆平さんは真相を話させようとしますが、

「すごい妄想。しつこいよ、おじさん」

と涌井さんはとぼけます。

「もし岡部がその真相を知ったら、きっとお前たちのことを許さないだろうな。次は確実にお前たちが狙われる。正直にぜんぶ話せば、助けてやってもいいぞ」

と隆平さんは言いますが、

「そうやって脅せば、言うこと聞くとでも思ってるの」

と涌井さんは去っていきます。

放課後、涌井さんと尾崎さんは隠れて会います。仲が良いのがバレないように学校では話をしていません。

進路相談のとき、担任の涼子さんから、志望校が涌井さんと同じことを指摘されたと尾崎さんは言います。

「岡部、まだ捕まってないのかな」

「みたい……それより今日、スクポリに訊かれた。わざと岡部に襲われるよう、仕向けたんじゃないかって」

「ヤバ……あいつ勘良過ぎ……」

「大丈夫かな、放っておいて……」

その話を隠れて聞いていた岡部さんが二人の前に現れ、

「お前ら、本当に俺をハメたのか……涌井、お前に渡したもん返せ。今すぐ持ってこい」

と詰め寄ります。

不審に思った近所の人が声をかけてくれた隙に、尾崎さんが防犯ブザーを鳴らし、岡部さんは逃げていきます。

隆平さんは岡部さんの部屋の押収物を調べます。岡部さんの預金通帳を見た隆平さんが、

「これは、どういうことだ……」

何かに気づきます。

隆平さんは木島校長が入院している病室へ忍び込み、岡部さんの部屋で押収した書類を見せ、

「どういうことか説明してもらおうか。傷口が開いてもいいのか。あんたの知ってること、洗いざらいぶちまけろ」

と暴行未遂事件の裏で何が起こっていたのか、訊き出そうとします。

明かされる真相

岡部さんがまた人を撃って財布を奪ったというニュースが広まり、危険を感じた学校側は警備を強化します。

三枝さんたちが万全の態勢で、外から岡部さんが侵入できないように守りを固めます。

隆平さんは教室へ行き、涌井さんと尾崎さんを呼び出して取り調べます。

まだとぼけようとする二人に、

「正直に言ったらどうだ。私たちは岡部先生を騙しました。目的は、お金のためですって」

木島校長に真相を話させたところ、涌井さんは岡部さんから420万円の慰謝料を貰っていたことが分かったと隆平さんは言います。

岡部さんは学校を辞める直前、保険を解約していて、その直後、通帳から420万円が引き落とされていました。

精神的苦痛を与えた慰謝料として、涌井さんがその金額を母親に要求させていたのです。

「慰謝料を請求して何が悪いの、岡部先生からそれだけのことをされたんじゃない。当然の権利でしょ」

と尾崎さんは涌井さんを庇います。

「確かにな……あの暴行未遂事件が、なりゆきで発生したものなら、その言い分はごもっともだ。だが事実はそうじゃない。お前たちは計画的に、岡部に襲われるように仕向けた」

と隆平さんは言います。二人にとって、涼子さんと香里さんにその現場を目撃されたのは思わぬ誤算でしたが、

「逆に木島を利用し、お前たちは420万を手にし、岡部を学校から追い出した……それはな、立派な恐喝罪なんだよ」

そして、請求額が420万という中途半端な金額だったのは、それが涌井さんが進学を希望している大学の4年分の学費だったからだと隆平さんは言います。

「お前の父親は大学どころか高校の学費まで出し惜しみするような人間だ。だからお前は父親のいない隙を狙って、母親に慰謝料の支払いを要求させた。それ以外に自分の夢を叶える方法はないと思ったからだろう?」

「もういい、ちゃんと話す……」

と涌井は口を開きます。

隆平さんが推理した通り、涌井さんは岡部さんから420万を騙し取ったと言います。

「最初は、岡部先生を学校から追い出すだけのつもりだった……」

美術部の活動中、岡部さんに体を触られて、困っていた涌井さんを見かねて、尾崎さんが助けてくれたのだと言います。

「その時、ついでに慰謝料を取ろうっていう話になって……」

「最初に言い出したのは私よ」

と尾崎さんは涌井さんを庇います。自分が涌井さんに岡部さんを誘惑するよう頼んだ、私が証人になって訴えるから、と。

「世の中、立派な親ばかりじゃない。夢があるのに、なりたいものがあるのに、親の都合や、価値観の違いで諦めなきゃいけないなんておかしいじゃない」

そういう尾崎さんに、

「自分たちさえ良ければ、他人の人生はどうでもいいのか」

と隆平さんは言います。二人が暴行事件をでっちあげなければ、

「木島は傷害の教唆をすることもなかったし、香里だって死なずに済んだんだ……香里はもう二度と戻ってこない。もう二度と、笑ったり、怒ったり、泣いたりすることもできない。美味いもの食べたり、好きな人と触れ合うこともできないんだ。人が死ぬっていうことは、そういうことなんだよ」

香里さんは一度大学を辞めて、入り直していたそうです。

父親が大学の関係者にお金を渡して、裏口入学させられていましたが、教育実習で生徒たちと触れ合ううちに、自分のやっていることに嫌気がさした香里さんは、大学を辞めました。

それからバイトで学費を稼ぎながら、もう一度大学に入り直し、教員採用試験を受け、胸を張って教師になりました。

「ズルして手に入れたものなんて、何の値打ちもないんだよ。香里はそのことを身を持って知ってた。だからお前たちのことを必死で止めようとしたんだよ」

それで涌井さんにしつこく真相について訊いていたのだといいます。

スクールポリスは必要か?

学校の警備は万全でしたが、岡部さんはすでに昨夜から校内に潜入していました。

それに気づいた三枝さんが撃たれます。

岡部さんは教室へ入ってきて、生徒たちに銃を向けます。

「何考えてるんですか? この子たちは教え子ですよ」

と涼子さんが止めようとしますが、

「その教え子のせいで、僕の人生台無しですよ」

と岡部さんは、涌井さんと尾崎さんに狙いを定めます。

涼子さんは二人を庇うように立ち、隙を見て飛びかかろうとした男子生徒が脚を撃たれます。

そこへ隆平さんが現れ、警棒で飛びかかって岡部さんを倒します。

それと引き換えに隆平さんの体には何発も銃弾が撃ち込まれ、岡部さんに手錠をかけた後に、倒れ込んでしまいます。

涼子さんや生徒たちを安全な場所へ避難させた後、朦朧とする意識の中で、香里さんが現れ、

「あの子たちに、守る価値はあった?」

と隆平さんに問いかけます。

「ああ、充分な……」

「ありがとう、隆平」

その会話を最後に、隆平さんの意識は途絶えます。

隆平さんの安否は不明だというニュースがテレビで流れます。

襲撃事件を受けて、報道陣が校門前に詰めかけ、生徒たちに無理やり取材しようとしているのを、教員たちが必死に食い止めています。

取材陣は教員たちにも、スクールポリス制度の是非についてどう思うか訊いてきます。

涼子さんがカメラの前に立ち、

「確かに、こういった事件が起こった以上、スクールポリスは必要だと思われても、仕方がありません。だけど、学校とは本来、生徒たちが、のびのびと学べる場所であり、何か間違ったことがあったら、それは間違いなんだと、教師が教え、叱るべきときは叱り、守るべきときは守り、学校というのは本来、そういう姿なんじゃないでしょうか。人を疑い、排除するスクールポリスは、学校という場所には必要ありません。私たちは、スクールポリスが必要のない学校を、作っていきたいです」

と応えます。

エンドクレジット後

平穏な日常を取り戻した赤嶺中学で、涼子さんは生徒たちの前に立っています。

スクールポリス制度は結局見送られることになりました。

隆平さんは現在、地方の交番に勤務しています。

「てっきり、捜査一課に戻るのかと思ってました」

涼子さんが言うと、

「ちょっと暴れ過ぎたからな……いいリハビリだ」

と隆平さんは言います。

「病院に運ばれる途中、香里の夢を見たんだ。学校で暴れた俺に、あいつは言うんだ。ここは私の聖域だ。断りもなく、好き勝手暴れないでって……目が覚めて、あんたの演説をネットで見た。あんたが香里に見えた。いつか本当に、学校が、警察なんて必要のない場所になるといいな」

そう語る隆平さんに、強盗事件発生の一報が入ります。

隆平さんは涼子さんに別れを告げ、自転車に乗って去っていきます。

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