【青のSP(スクールポリス)第9話】ネタバレ・あらすじ・感想

藤原竜也が主演を務める『警察官×学園エンターテインメント』という異色のコラボ作品。

今回は『青のSP(スクールポリス) ―学校内警察・嶋田隆平―』第9話の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

呪いの言葉

トラブル続きでメディアを騒がせる赤嶺中学に、尾崎教育長がやって来て、

「本来の職務を全うせず、余計なことばかり穿り返して、公私混同も甚だしい」

と隆平さんを叱責します。

「君を処分するよう、警視庁に厳重に抗議した。私の顔に泥を塗ったこと、後悔するがいい」

「そういうあなたは、責任取るつもりないんですか」

隆平さんが訊くと、

「無能な教職員の巻き添えになるなんてご免だよ」

と尾崎教育長は言います。木島校長から辞表が届いたので、しばらくは福島副校長が校長代行を務めることになるようです。

隆平さんは暴行事件の被害者である涌井さんに近づき、香里さんに何を訊かれていたのか尋ねます。

加害者の岡部さんが学校から居なくなった後も、香里さんは事件についてしつこく涌井さんに訊いていた。

その時のやり取りについて詳しく話してほしいと隆平さんは言いますが、涌井さんは「覚えてない」と言って立ち去ります。

「何か裏があるんじゃないのか?」

香里さんはそれを追求しようとしていた、と隆平さんは考えています。

「それ脅し? 訴えますよ」

「そう言えば、大人がみんなビビると思ってんのか。必ずお前の化けの皮、剥がしてやる」

と隆平さんは言います。

涼子さんは生徒の進路を決める三者面談を行っています。

井上双葉さんは、進路調査票に志望校を書いていません。そのことについて尋ねると、

「うちの子、通信制の高校に行かせるつもりです」

と本人ではなく、母親が横から応えます。

「中学を出たら本格的に芸能活動を始めようと思ってるんです」

と自分のことのように話す母親の隣りで、双葉さんは小さくなって俯いています。

「私、この子に、将来立派な女優になってほしいんです。そのためなら、すべてを犠牲にする覚悟ができています」

生き生きと語る母親の隣りで、双葉さんは死んだような目をしています。

相良恭子さんの場合も、進路調査票には「東和女子高等学校 グローバル英語コース」と書かれていましたが、面談では、

「うちは東和女子を受けるつもりはありません」

第一志望は、医大の付属高校にすると、母親が強い口調で決めてしまいます。

「それは、お母さまの意向ですよね。お嬢さまの話も聞いてみましょう」

と涼子さんは恭子さんの意思を尊重しようとします。

恭子さんは小6までアメリカにいて、帰国子女の多い東和女子に行きたがっているようですが、

「うちは病院を経営していて、この子には後を継いでもらわなければならないんです」

と母親は自分の希望を押しつけます。

「あなたのためを思って言ってるのよ」

という呪いの言葉をかけられ、恭子さんは言い返すことができません。

ママなんか死ねばいいのに……

恭子さんは、英語の授業中に、内職で他の勉強をしていたのを先生に咎められ、

「やっても意味ありません。学校で学ぶ英語なんて、簡単すぎて勉強になりません」

と反抗します。

恭子さんが今まで授業でそんな態度を取ることはありませんでした。

気になった涼子さんは、生徒指導室に恭子さんを呼んで、二人で話してみることにします。

「もしかして、進路を一方的に決めた、お母さんへの反発? もしそうだったら、もう一回3人できちんと話し合おう?」

と涼子さんは提案しますが、

「話しても無駄です。私、小さい頃からママに褒められたことないんです。テストで98点とっても2点足りないとか、人に親切にしても偽善者ぶるなとか、やることなすこと否定して、期待だけはするんです。将来の夢だって、絶対認めてくれるわけない」

「何かやりたいことがあるの?」

と涼子さんが訊くと、

「できれば、英語を生かした仕事がしたい」

と恭子さんは応えます。

だったらもう一回三人で話し合おうと涼子さんは言いますが、

「ママが耳を貸すわけない。ママなんか死ねばいいのに……」

怒りを露わにして、立ち去ろうとする恭子さんに、涼子さんは英語のスピーチコンテストに出てみないかと提案します。

「もし優勝すれば、自分の実力とやる気を、第三者が認めてくれることになる」

そうすれば、恭子さんが本気だということが、お母さんにも伝わるかもしれない、と。

一方、隆平さんは涌井さんを尾行しています。

図書館に入っていった涌井さんは、学校の教室ではぜんぜん口をきかない学級委員長の尾崎香澄さんと仲良さそうに話しています。

その二人のことで何か気になることはないか、隆平さんは涼子さんに訊きます。

「そう言われてみれば、あの日、涌井さんが襲われたときに……」

暴行事件の日、現場に香澄さんもいたと言います。

「その時は、偶然かと思ったんですけど……」

その香澄さんは、尾崎教育委員長の娘でもあります。

塾の帰りに、レストランで尾崎さんから養育費を渡され、

「お母さんは、元気にしてるか?」

と訊かれた香澄さんは、

「興味なんかないくせに。そっちの子ども、今年お受験なんでしょ?」

と嫌味を返します。

「月1の食事会はこれきりにしよう。養育費は振り込みにする」

と立ち去ろうとする尾崎さんに、

「娘に会うたびに嫌味言われちゃ敵わない? そんなに私が面倒なら作らなきゃよかったじゃない」

「俺が望んだんじゃない、母さんが望んだんだ」

と尾崎さんは冷たく言い放ちます。

家族の病理は連鎖する

双葉さんは芸能活動をしているのにぜんぜん人気が出ないことを、クラスの男子生徒たちにからかわれ、溜まっていた感情を爆発させます。

「私だってこんなことやりたくないよ! 自分に才能ないの分かってる。でもやらなきゃママが泣くのよ。あなたにいくら注ぎ込んだと思ってるのって。私だってもう止めたいよ。もう私のことなんて見ないで? 放っといてよ!」

と教室の壁に頭を打ちつけ、血を流しながら叫びます。

保健室に駆けつけた双葉さんの母親は、頭に包帯を巻いてベッドに横たわる娘を見て、開口一番、

「今日のオーディションどうするの?」

と言います。

「もうママの言いなりになるのは嫌……」

「せっかくセリフ覚えたのに、もったいないじゃない。娘、連れて帰ります」

と無理やりベッドから連れ出そうとするのを、先生たちが止めます。

「双葉さんの気持ちも考えてください」

涼子さんがお母さんを説得しようとしますが、

「部外者は黙ってて。これは親子の問題よ」

と聞き入れません。

「子どもを虐待する親は論外だ」

と隆平さんが間に入って言います。

「虐待?」

ピンとこない様子の母親に、

「あんたは自分の娘を自傷行為するまで追い詰めた」

「私はこの子のためを思って……」

「それは違う。あんたは娘を利用して、人生の生き直しを図ろうとしてるだけだ。こいつは、身勝手な母親の犠牲者だよ」

そこまで言われて、ようやく理解できたのか、母親は肩を落として帰っていきます。

双葉さんが爆発する様子を見ていた恭子さんは、自分もそうなってしまうのではないかと恐くなり、持っていたナイフを涼子さんに預けにきます。

スピーチコンテストに出るつもりだったのを、母親に止められ、

「今度何か言われたら刺すつもりだった」

と恭子さんは思い詰めた顔で言います。

「もうママの言うことなんて聞きたくない。でも逆らったらどうなるか……」

隆平さんや涼子さんに励まされ、コンテストに向かおうとする恭子さんの前に、

「行かせないわよ」

と母親が現れます。恭子さんはその手を振り払い、

「私、もうママの言いなりにならない」

と走り去っていきます。

「あなたが余計なことするから……」

と涼子さんに怒りをぶつける母親に、

「恭子さんは、自分で自分の人生を選ぼうとしてるんです。お願いですから、恭子さんが見ようとしている新しい世界を、応援してあげてください」

と涼子さんは頭を下げます。

「今断ち切らないと、彼女は一生あなたを恨んで生きることになる。そして自分の子どもにも、同じことを繰り返す」

その隆平さんの言葉に、恭子さんの母親は思い当たるところがあったようで、体を震わせ、涙を流し始めます。

コンテスト会場から出てきた恭子さんを、母親は迎えにいき、

「落ちちゃった」

と気落ちした彼女を、

「来年、また頑張りなさい」

と励まします。そして、恭子さんが希望していた高校へ進学するように言います。
自分も子どもの頃、母親からパティシエになる夢を潰され、その結果、死ぬまで母親を恨み続けていたことを話します。

「あなたに、私と同じ思いさせるところだった……ごめんね、自分の気持ちばかり押しつけて」

という母親の謝罪を、

「……ありがとう、私のこと認めてくれて」

と恭子さんは受け入れます。

一方、不起訴になり、釈放された木島校長の前に、岡部さんが現れます。

「僕も予備校クビになっちゃいました。一年前の件で警察が事情聴取に来たんですよ。最悪ですよ。やっとの思いで資産家の娘と婚約して、人生安泰と思ったら逃げられちゃうし……何で喋っちゃうんですか。これじゃ約束が違うじゃないですか!」

と岡部さんは怒り、3Dプリンタで作った銃で木島校長を撃ちます。

エンドクレジット後

隆平さんは、進路調査票を調べ、涌井さんと尾崎さんの志望校が同じことに気づきます。

そこへ、木島校長が意識不明の重体になり、犯人は岡部さんだとの一報が入ります。

「もしかしたら俺たちは、あの二人に騙されていたのかもしれない……」

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