【青のSP(スクールポリス)第8話】ネタバレ・あらすじ・感想

藤原竜也が主演を務める『警察官×学園エンターテインメント』という異色のコラボ作品。

今回は『青のSP(スクールポリス) ―学校内警察・嶋田隆平―』第8話の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

部活の闇

阿部裕亮さんが顧問をする野球部が、炎天下で練習試合をしています。

「気合いと根性!」

と阿部さんに声をかけられたピッチャーの矢島裕さんがボールを投げようとすると、その顔にレーザーが照射されます。

眩しくて目を瞑った矢島さんの顔面に、バッターが打ち返した球が直撃し、矢島さんは倒れてしまいます。

矢島さんは軽い脳震とうで済みましたが、一歩間違えたら危なかった、一体誰がこんな危険なイタズラをしたのだと、職員室で話題になります。

矢島さんの親は、週7日、ほぼ休みなく部活を行っていたことに対して、学校側に説明を求めているといいます。

学校へ報告せずに、日曜も部活の練習をさせていた阿部さんの指導方法が、

「闇部活ですか?」

と問題視されます。

スポーツ庁の規定では、「週当たり2日以上の休養日を設け、1日当たりの活動時間は、長くても平日2時間程度、土日は3時間程度」とされているようですが、阿部さんはその規定を掻い潜るため、校外で活動させていました。

「大会が近いんだ。生徒のためなんだ」

今度の大会は矢島さんを含め、部員たちにとっては高校の推薦がかかった大事な試合なのだと阿部さんは弁明しますが、

「今年は全国大会も夢じゃない」

それはかつてプロ野球選手を目指していた阿部さん自身の「夢」でもあるようです。

その部活動の規定問題と、

「誰が矢島くんを狙ったのか」

というレーザーの問題は分けて考えるべきでは、と涼子さんは言います。

見える暴力と、見えない暴力

隆平さんは、矢島さんや阿部さんに恨みを持った人物がいないか、生徒たちに聞き込みをします。

矢島さんは嫉妬はされても、恨みを買うような人ではないといいます。

阿部さんのほうは、過去に、3年2組の三上真司さんを部活中に殴り鼓膜を破ってしまう体罰事件を起こしています。

その時は親御さんとも話し合って、「厳重注意」で済んだようです。

隆平さんは三上さんに話を訊きますが、耳は2週間ぐらいで元に戻ったし、阿部さんのことはもう恨んでいないと言います。

隆平さんは香里さんが生きていた頃、野球部の生徒が部活後に交通事故に遭った話を聞いていたのを思い出します。

炎天下での部活の帰りに熱中症で眩暈を起こし、道路にフラッと出たところを車にはねられてしまったと。命に別状はなかったようですが、足を骨折して顔に傷が残ったといいます。

自分のクラスの生徒ではないのに、香里さんはその坂木司さんという生徒のお見舞いに行っていました。

その坂木さんが事故以来、不登校になっていると聞いて、今回の事件に何か関わっているのかもしれないと隆平さんは思います。

隆平さんは坂木さんの家を訪ね、話を聞きます。

坂木さんは阿部さんを恨んではいませんでしたが、

「俺、殺されます……」

と別のものに怯えていて、不登校になっていました。

熱中症になったのは阿部さんが指導している部活中でなはく、練習後に阿部さんが見ていないところで、野球部の先輩たちが行っていた「自主練習」という名の暴力的なシゴキによってでした。

「誰にも言わないでください。言ったら俺も殺される……」

「俺も……? どういう意味だ」

香里さんがお見舞いに来てくれたとき、何があったのか訊かれて、熱中症の原因が阿部さんではなく、先輩たちなのだと話したら、その後で、黒石さんという先輩から自分たちのことを話したら殺すと脅しを受けるようになったと言います。

その後で香里さんが死んだと聞き、次は自分がやられると思って、恐くて学校へ行けなくなったと坂木さんは言います。

隆平さんの指示で捜査を続けていた三枝さんが、矢島さんにレーザーを照射した犯人を特定し、捕まえますが、その人は、

「俺は、金をもらってやっただけだ……」

と言います。

彼を金で雇った犯人は、坂木さんの母親でした。

彼女は嫌がらせをしてくれと頼んだだけで、あんな危険なことになるとは思っていなかったようです。坂木さんが熱中症になり、交通事故を起こして顔に傷まで負ったのは、すべて阿部さんの指導が悪いからだと坂木さんの母親は思っているようです。

「熱中症で倒れるまで部活をやらせる意味が、どこにあるんですか? あなたのせいで、この子は顔に傷を負って、学校にも行けなくなって、人生が狂ったんですよ。生徒を殴って、土日も休みなく部活をやらせて、この子のようなことが起きないように、私は必死に抗議したんです。なのに何にも改善されていなかった。だから、分からせるためにやったんです」

そして、阿部さんがもともとプロ野球の選手を目指していたことから、

「自分がプロになれずに冴えない人生だからって、その鬱憤を子どもで晴らさないで。いくら頑張ったって、プロになれる子はほんの一握りなんです。子どもたちの貴重な時間を、あなたの鬱憤晴らしで使わないで」

その訴えに阿部さんは耳を傾け、坂木さんの事故については自分の監督ミスだと改めて謝罪します。そして、

「プロ野球選手になれる人間は、仰る通り、ほんの一握りです。ですが、プロになれるかなれないかが全てじゃありません。今、何か一つのことにどれだけ熱中できるか。諦めずに打ち込めるか。それが将来の糧になると、私は考えています。私は子どもたちに、たとえ負けても、逃げない強さを知ってもらいたいんです。ですが、だからといって体が壊れるまで練習させてもいいという理由にはなりません。申し訳ありませんでした」

阿部さんはそう言って謝罪します。

恋人を殺した犯人は?

これで矢島さんの件は解決しましたが、隆平さんはまだ事件は終わっていないと言います。

「香里を殺したのは黒石だ」

そう言う隆平さんは、坂木さんのことも殺すと脅していた野球部OBの黒石さんを追い、居場所をつきとめます。

黒石さんの首根っこを押さえ、香里さんのことを無理やり訊きだそうとしますが、黒石さんは知らないようです。

その時、涼子さんと香里さんの会話を盗聴し、その音声データを隆平さんに送りつけてきた人物が特定されたと、三枝さんから報告が入ります。

それは黒石さんたちと一緒にいる、松田さんという別のOBでした。

顔色を変えて逃げる松田さんを、隆平さんは追いかけて捕まえ、追及します。

松田さんは黒石さんたちと一緒になって、坂木さんたち後輩にシゴキという名の暴力を振るっていました。

そのことが香里さんによってバラされたら推薦が取り消しになると恐れた松田さんは、

「ちょっと怪我して、大人しくなってくれたらいいって」

とそう思い、口封じのつもりで、彼女の自転車のブレーキのワイヤーを切ったといいます。

「まさか死ぬなんて思ってなかった……」

殺すつもりはなかったと言いますが、結果的に香里さんは死んでしまいました。

そして、隆平さんに音声データを送ってきたのは、涼子さんを犯人だと思わせるためだっと白状します。そして、

「小川先生を邪魔に思っていたのは俺だけじゃない」

と香里さんの死の背後には、まだ誰かがいることを示唆します。

「お前、何を知ってる……?」

と松田さんから真実を訊きだした隆平さんは、その足で真っ直ぐに赤嶺中学の校長室へ向かい、木島校長を殴り飛ばして手錠を嵌めます。

松田さんにブレーキを切らせた本当の犯人は、木島校長でした。

香里さんから熱中症の真相を聞いた木島校長は、その情報を逆に利用しようと思い、推薦が決まっていた松田さんを脅して、香里さんの自転車のブレーキを切らせます。

香里さんは、何が何でも岡部さんのこと(涌井さんへの暴行事件)を世間に公表しようとしていました。何が何でもそれを揉み消したかった木島校長は、殺すつもりはなかったようですが、

「少し怪我でもしてくれれば……」

そう思って、弱みを握った生徒を利用してブレーキを切らせました。

「独りよがりの正義か? 香里は誰よりも生徒のことを思ってたよ。お前が殺したんだ、お前が……」

そう言って隆平さんは木島校長を殴り、首を絞め、殺してしまう寸前で、三枝さんが止めに入ります。

木島校長は逮捕され、パトカーに乗せられていきます。

エンドクレジット後

「まだ終わってない」

と隆平さんは涼子さんに話します。

「香里が一体何を考えていたのか、あれからずっと考えてた。あいつは生徒の心に土足で踏み込むような奴じゃない。涌井美月のように、心に深い傷を負った生徒なら尚更だ」

「この事件にはまだ何か、裏があると?」

「香里が何を調べてたのか、何がしたかったのか、それが知りたいんだ」

そう言う隆平さんも、木島校長への暴行罪で、三枝さんに連れていかれます。

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