【青のSP(スクールポリス)第6話】ネタバレ・あらすじ・感想

藤原竜也が主演を務める『警察官×学園エンターテインメント』という異色のコラボ作品。

今回は『青のSP(スクールポリス) ―学校内警察・嶋田隆平―』第6話の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

大人たちのイジメ

隆平さんは元美術教師の岡部昌浩さんの住所を突き止めます。

岡部さんは隆平さんの恋人でもあった小川香里さんの死に関わっている可能性があり、もしそうだったら「殺す」つもりで、彼のマンションを訪れインターフォンを鳴らしますが、反応はありません。

その小川さんや岡部さんが勤めていた赤嶺中学では、夜7時を回っても職員室で教員たちが業務に追われています。

そんな中、1年2組の担任でサッカー部顧問の古賀一成さんが、気が弱そうな同学年の副担任で英語教師の新津清さんに、暴力的な仕草で強引に面倒な仕事を押しつけています。

学年主任の荒井英子さんも、それを目の前で見ていながら止めようとせず、むしろ楽しんでいる様子で、

「どんどん鍛えてあげて~」

と古賀さんと一緒になって新津さんに仕事を押しつけて自分だけ先に帰ります。

学校のクリーンなイメージ作りのため推奨されている『働き方改革』で、夜9時以降、新津さんは職員室を出なければなりません。それによって仕事が減るわけではなく、家に持ち帰ってやるようになるだけです。

学生時代に同級生だった透さんは、気が弱くて何でも引き受けてしまう新津さんを心配し、

「大丈夫? 何か手伝おうか?」

と気にかけますが、

「これも勉強だから……」

と真面目な新津さんは一人で抱え込みます。

透さんは荒井さんと古賀さんを呼び出し、

「最近、新津に仕事を振り過ぎなんじゃないかと思いまして……」

このまま残業を続けさせるのは危険だと意見しますが、

「彼の成長の機会を奪うつもり?」

などと二人からは聞く耳を持ってもらえません。

それどころか、新津さんが透さんにチクったと勘違いした古賀さんは、誰もいない教室で新津さんに暴力を振るいながら生徒たちの机を磨かせるなどの制裁を加え、荒井さんも笑いながらそれを黙認するなど、状況はより悪化してしまいます。

透さんは職員室でも他の教員に相談しますが、

「職員室は民主主義じゃない、封建主義なんだよ。それぞれの学年はその学年主任が統括してる。やり方にお互い口出ししないのがルールだろ」

と体育教師の阿部裕亮さんらに諭されます。

「でも、同僚が苦しんでるに見て見ぬふりするは、違うと思います……」

と納得できない様子の透さんは、これまで校内で起こった様々な問題を解決してきたスクールポリスの隆平さんに何とかしてもらおうと、

「新津先生を、ブラックな職場から助けてあげてください。もう上に忖度なく対抗できる先生は、この学校にはいないんです。これじゃやりがいの搾取です」

そう頼みますが、

「そんなものは教師の間で解決しろ。民事と面倒への不介入が俺の原則なんだよ」

と断られます。

しかし隆平さんは、その「やりがいの搾取」という言葉を、まだ生きていた頃の小川さんもよく言っていたことを思い出します。

小川さんについて何か分かるかもしれないと思い、隆平さんは新津さんから事情を聞きます。

新津さんはこの学校に来てすぐ古賀さんたちに仕事を押しつけられるようになりました。

その時小川さんが他学年なのに、

「仕事されないのでしたら、給料返上されたらいかがですか?」

と古賀さんに抗議して新津さんを守っていてくれたと言います。その小川さんがいなくなったので、今のような状態になってしまったと。

「分かってるんです。ちゃんと断れない自分が悪いって……情けない話です」

と新津さんは肩を落とします。

やりがいの奴隷

遅くまで残業をしていた新津さんは、深夜に帰宅する途中、後ろからバイクでひったくりに遭います。

盗られたバイクの中には生徒の個人情報が入っていました。

そのせいで生徒の顔写真や住所などがネット上に流出し、大問題になります。

「何で持って帰ったりしたのよ」

と仕事を押しつけた張本人の荒井さんに責められ、

「みなさんから頂いた仕事で手が回らなくて……」

新津さんは説明しようとしますが、

「俺たちのせいだって言うんすか?」

と古賀さんからも責任を押しつけられます。

「保護者への報告と謝罪」に追われることになる教員たちに、頭を下げるしかない新津さん。

その報告と謝罪も、古賀さんは「二人で行ったことにしとけ」と、新津さんに押しつけます。

見かねた透さんは新津さんと一緒に保護者の家を一軒一軒、頭を下げて回ります。

「このまま消えようかな……そしたら学校も少しは変わるかも……」

新津さんはふとそんな呟きを漏らします。

「報告と謝罪」を終えて職員室に帰った新津さんは、古賀さんや荒井さんから責め立てられ、さらに業務を押しつけられ、

「もう疲れました……」

屋上の鍵を持って職員室を出て行きます。透さんは慌てて追いかけます。

他の教員たちや隆平さんも屋上へ行くと、新津さんは屋上の縁に立ち、今にも飛び降りようとしています。

「飛び降りて死んだら、俺のせいになるのかな……」

「少し追い込み過ぎたんじゃない?」

と古賀さんや荒井さんは自分の立場が危うくなることだけを気にしています。

同じように、自殺でもされたら学校の名に傷がつくと恐れる木島校長が、

「何が不満なんだ、私にできることは何でもする」

と一応訊くと、

「僕は、人間らしく生きたい……毎日残業して、休みの日は部活に消えて、ゆっくりご飯も食べられない、それのどこが人間らしい生活なんですか」

と新津さんは言います。

「限られた予算では人は増やせない、仕方ないじゃないですか」

と木島校長は説得しようとしますが、新津さんが命を賭けて主張していることにもう少し耳を傾けてもいいのではないかと、透さんだけは新津さんと一緒になって訴えます。

「教師ともあろうものが泣きごとを言って、生徒に申し訳ないと思わないんですか」

そう言い包めようとする木島校長を、傍で見ていた隆平さんは笑います。

「その『生徒のため精神』が問題なんじゃないですか? 頑張るだけならいい、でも命まで賭けてるようじゃ、やりがいの奴隷ですよ」

その言葉に思うところあった様子の阿部さんが動いたのをきっかけに、水野さん、涼子さん、透さん、一ノ瀬さん……教員たちは一人ひとり、新津さんの側に立つようになります。

新津さんのような気の弱い新人教員にいろいろなことを押しつけなければ成り立たない職場環境に、実は教員たちの多くは疑問を抱いていたようです。

その流れに乗っかるように古賀さんと荒井さんも掌を返し、校長と副校長に抗議するように新津さんの前に壁を作るように立ちます。

そうなってしまっては木島校長も折れるしかないようで、

「分かりましたよ。みなさんの業務量を減らす方策を考えますよ」

と約束します。

屋上から皆が去った後、隆平さんは透さんと新津さんを殴ります。

「見逃すのは今回だけだ。次は偽計業務妨害罪で告発する」

実は新津さんの自殺未遂は、学校を変えるために透さんと二人で示し合わせた芝居だったのです。

立場の弱い彼らが現状を変えるためには、そうでもするしかなかったことを隆平さんは汲んで、見逃してくれたようです。

「これからは、生徒と向き合う時間を死ぬ気で守ります」

と新津さんは古賀さんに仕事を押し返すようになります。

もみ消された暴行事件

岡部さんのマンションを突き止めて以来、連日のように張り込み、待ち伏せていた隆平さんは、なかなか姿を見せない彼をついに捕まえます。

そして、小川さんの自転車のワイヤーを切り、ブレーキを利かなくさせて意図的に事故を起こしたのはお前かと問い詰めます。

しかしその日はフランスにいたと、岡部さんは否定します。自分を見つめ直すために美術館を巡っていたと。

そして、小川さんには、恨みどころか、むしろ感謝していると言います。

「だって、小川先生たちが間に入ってくれたから……普通、刑務所行きでしょ」

「刑務所……?」

岡部さんは涌井美月さんに対するセクハラ事件で学校からいなくなったはずですが……

「セクハラだけじゃないのか……?」

さらに問い詰めると、岡部さんが彼女にしたことはセクハラではなく、性的暴行と呼べるもっと酷いものだったことが分かります。

そして岡部さんがなかなか捕まらなかったのは、涼子さんが電話で逃げるように忠告していたからだということも……

隆平さんは涼子さんに「知っていることをぜんぶ話せ」と迫ります。

涼子さんと小川さんは、岡部さんから暴行を受けた直後の涌井さんを見て、事件のことを知っていました。

岡部さんはお互いに好意があったと主張しましたが、涌井さんはそれを否定し、涼子さんや小川さんもその目で見ているので、暴行があったことは間違いないと言います。

「そのことが、何で表沙汰になってないんだ?」

と隆平さんはさらに訊きます。

涼子さんと小川さんは事実を公表すべきだと木島校長に訴えたようですが、

「このまま穏便に済ませましょう。幸い、親御さんも大事にはしたくないと仰ってる」

それが学校側の方針でした。「調査が進んで事実が露わになると、涌井さんはもっと傷つくことになる……」そう説得され、三人で話し合って事件をもみ消したといいます。

隆平さんは、小川さんが隠蔽に加担するなんてあり得ないとショックを受けます。

エンドクレジット後

隆平さんが、留守番電話に残る涼子さんの声を聞いています。

「小川先生、バカな真似は止めてください。先生の身に何が起こるか分かりませんよ……これは、警告です」

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