【青のSP(スクールポリス)第2話】ネタバレ・あらすじ・感想

藤原竜也が主演を務める『警察官×学園エンターテインメント』という異色のコラボ作品。

今回は『青のSP(スクールポリス) ―学校内警察・嶋田隆平―』第2話の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

ハツカネズミの死骸

スクールポリスの隆平さんが来て一週間、慣れてきてそれなりに平穏な日常を取り戻したかに見える3年1組の教室。

担任の涼子さんは、3年2組の担任の水野楓さんと、授業の合間に話しています。
先の事件で隆平さんに逮捕された二人の生徒(真田一樹さんと三村翔子さん)は、共に厳重注意で済み、学校に戻って来ているようです。ただ生徒の間では、スクールポリスに対して未だに賛否が分かれている様子。

その隆平さんは、学校中に仕掛けてある盗聴器から、職員室内の会話に耳を澄ませています。
楓さんは妊娠三か月目だと言い、そのエコー写真を、涼子さんや、3年2組の副担任・青木祐志さんなどが見せてもらっています。

「不妊治療をしている間は不安だったけど、今となってはいい思い出」

だと語る楓さんに、

「体がしんどい時とか遠慮なく言ってください、いつでも代理引き受けますから」

と祐志さんは言います。その祐志さんに、

「妊婦だからってあんまり甘やかすな、こっちまで気遣いを要求されたらたまらない」

などという阿部裕亮さんら、一部の無理解な男性教員を、

「それはマタハラですよ」

ピシャリと窘める涼子さん。

その時、デスクの引き出しを開けた楓さんが、悲鳴を上げ、その声を聞きつけた隆平さんが駆けつけると、引き出しの中にはハツカネズミの死骸が入っていて、それを見た楓さんは、ショックで倒れてしまいます。

流産しちゃえばいいのに……

病院のベッドで療養している楓さんに、付き添う涼子さん。隆平さんが犯人の心当たりはないか訊いています。
そこへ、「先生!」と飛び込んできたのは、3年1組の成田千佳さん。楓さんが倒れたと聞いて駆けつけたといいます。

「もしかしたら2組の生徒の仕業かも……」

楓さんには、嫌がらせを受ける心当たりがあり、「妊娠したことを快く思ってない人たちがいる」と言います。

木島校長と福島美津子副校長に、出産後に1年間の育休をもらいたいと申し出た際、

「受験を控えた3年生は精神的に不安定になるから、変な影響がなければいい」

などと職員室内で嫌な顔をされました。さらに一部の保護者からも、「身勝手」とか「不潔」などという抗議を受けたと言います。

「信じられない……教師だって人間ですよ」

と怒り心頭の涼子さんは、木島校長らに抗議しに行き、「教員たちみんなで楓さんを擁護する体制を作るべき」だと訴えますが、福島副校長から、「そんなことをしたら彼女だけ特別扱いをしたと、余計に反感を買うことになる」と言われます。
木島校長からも、「妊娠した同僚を気遣うよう指示を出せば、それだけ他の先生に負担を強いることになる。こういうデリケートな問題は、大げさにしないほうがいい」とまともに取り合ってもらえません。

一方、楓さんを慕う千佳さんは、3年2組の大林優也さんに掴みかかり、涼子さんが止めに入ります。
話を聞くと、以前、優也さんが楓さんのことを「流産すればいいのに」と言っていたことを理由に、千佳さんは彼が犯人だと思ったそうです。

「2組の生徒は楓さんの妊娠を良く思っていない、だから2組の中に犯人がいると思ったんだろう?」

そう隆平さんが推理する通り、SNSの裏アカで2組の女子たちも「流産しちゃえばいいのに」と書き込んでいることを千佳さんは教えてくれます。

「生徒だけは祝福してくれると、勝手に思ってました……」

と涼子さんはショックを隠せない様子。

夜遅く、校舎内を見回りしていた隆平さんが、物音がした理科室へ向かうと、残業をしている祐志さんと鉢合わせます。
楓さんが顧問をしている陸上部の朝練を代わりに見ることになったので、一時限目の実験の準備を今やっているのだと祐志さんは言います。もう夜9時になるというのに、

「この仕事はやっと見つけた天職ですから……」

と仕事熱心な様子。
祐志さんが教員になったのは30代になってから。20代の間はずっと海外を放浪していたといいます。30目前になって正規で雇ってくれるところはどこにもなく、試しに受けた教員採用試験に運よく合格した、

「でも今はこの仕事を選んでよかった、この仕事を続けられるなら僕は何でもします」

祐志さんが楓さんのフォローを積極的に引き受けているのには、そうした訳があるようです。

追い出すためではなく、守るために

優也さんの母親が、職員室に乗り込んできて、いきなり楓さんを平手打ちします。
ハツカネズミの死骸の件で息子の優也さんが犯人扱いされたことを怒っているようで、

「そもそも、あなたが妊娠なんてするからこんなイタズラが起きたんでしょう! 受験生の担任なら、プライベート犠牲にして生徒に尽くしなさいよ! それがあなたたち、教師の仕事でしょう!」

そう喚きながら楓さんに掴みかかる彼女を、隆平さんが引き離して外へ連れていきます。

これ以上現場が混乱するのを避けるため、楓さんに産休を早めたらどうかと木島校長は提案しますが、楓さんは一年間育休を取るというのは自分の甘えだった、やっぱり「出産ギリギリまで働きます、産後も、二か月以内に復帰します」と、無理をして言います。

「産休の臨時教師の件はどうなるのか」祐志さんが訊くと、楓さんが働くというなら「わざわざ臨時教師に来てもらう必要はない、今いる教員だけで何とかなるだろう」と木島校長は言います。
さらに、英語担当の楓さんが産休に入っている間、祐志さんが代わりに授業をするように福島副校長が命じると、祐志さんは顔色を変え、「大学を出てから英語はほとんど使っていないから」不安があると辞退しようとしますが、「たかだか中学英語でしょう」と木島校長に押し切られます。

隆平さんは3年2組の三上真司さんを捕まえ、父親が大学で薬の研究をしている彼に、優也さんに頼まれて、実験で使うマウス持ち出したことを白状させます。そして授業を受けている優也さんに詰め寄ると、

「先生に辞めて欲しかったから。役立たずの担任なんかいなくなればいいんだ」

と楓さん本人の前で優也さんは自白し、隆平さんに逮捕されます。

優也さんは反省文を書くだけで帰してもらえたようですが、「私が教師として彼とちゃんと向き合っていなかったから」だと自分を責める楓さん。

その優也さんは、3年2組の教室に戻ってきて早々、「よく来れるよねー」と女子生徒たちから白い目を向けられ孤立しています。彼女たちも今までさんざんSNSの裏アカで楓さんの妊娠を悪く言ったりしていたのですが、優也さんのことがあってから掌を返したように、

「先生のことは私たちが守るから」

と楓さんの味方になったようです。

その楓さんは、給食のとき、水筒の中のドリンクを飲んだ途端、激痛に見舞われ、お腹を押さえて倒れ込んでしまいます。

再び病院で療養する楓さんを訪れた隆平さんが、「鑑識の結果、高濃度のパラリーゼ(子宮の強壮剤としての作用の強い、無香料のハーブで、人によっては流産を誘発する物質)が検出された」と告げます。
誰かが水筒をすり替えていた、今までイタズラとは違い、本気で楓さんを流産させようとしている何者かがいると、隆平さんは危機感を強めます。

涼子さんは優也さんを疑い、呼び出して問い詰めますが、「やったのはそいつじゃない」と隆平さんが止めます。
そもそも優也さんは楓さんを学校から追い出そうとしていたのではなく、むしろ守ろうとしていたのだと。クラスの女子たちがSNSで楓さんのことを悪く言っているのを見ていた優也さんは、自分が悪者になることで、クラスの世論が楓さんに同情するよう風向きを変えようとした。隆平さんに逮捕されたのも計算のうちだったと言います。
以前はクラスのみんなが楓さんのことを慕っていたのに、妊娠した途端、コロッと態度を変えた、そのことに、「何でもっと喜んでやれねえんだよ!」と優也さんは怒ります。

すると、水筒をすり替えて楓さんを流産させようとしているのは、一体誰なのか?
目星はついてると隆平さんは言います。

まさか、あの先生が……

隆平さんが探しているのが、楓さんを慕っていた千佳さんだと分かり、どこか思いつめた顔で橋から川を覗き込んでいる千佳さんを発見した涼子さんは、「早まらないで、分かってるから、何も言わなくていい」と駆け寄り、「お腹の子に、先生を取られちゃう気がして嫌だったんだよね?」などと分かったようなことを言います。
ですが、「こいつも犯人じゃない」と隆平さんから止められます。
千佳さんはただ、楓さんがいつも飲んでいる水筒の特製ドリンクのレシピを知っていただけで、彼女がそれを教えていた誰かが犯人なのだと言います。

夜遅くに病院を出た楓さんを、付け狙う男の影があり、人気のない場所で金属バットを振って襲いかかります。
間一髪、隆平さんが止めに入り、「暴行罪の現行犯で、逮捕する」男のマスクを剥がすと、それは祐志さんでした。
水筒をすり替えたのも、祐志さんです。
彼は今すぐ楓さんを学校から追い出し、臨時教師に来てもらう必要があったのだといいます。このままだと自分が楓さんの代わりに英語の授業をすることになり、教員免許を提出しなければならなくなる。祐志さんは英語だけではなく理科の教員免許も持っていない、

「偽教師」

だと、隆平さんが真実を暴露すると、祐志さんはそれを認め、自白します。

「30になって、たまたま受けた教員試験に合格はしたが、肝心の教員免許は大学時代に一つも取っていなかった。友人から教員免許状を借り、偽造して教育委員会に提出したところ、運よく通ってしまい、採用された。少しでも長く教師を続けたかった、この仕事が好きだったから……ダメな教師が山ほどいるのに、死ぬほど残業して頑張ってる自分がどうして辞めなければならないんだ……」

そう胸の内を明かす祐志さんに、

「一歩間違えば、お腹の子だけじゃなくて、先生も死んでたかもしれない! そんな甘えで、自分を正当化する資格が、お前にあるのか!」

と隆平さんは激昂します。

「今度という今度は本当に嫌になった。なんかもう学校辞めようかな……」

と心底疲れ切った様子の楓さん。

体育館に集められた生徒たちの前で、祐志さんが懲戒免職になったことを木島校長が告げます。混乱した生徒たちが騒ぎ出し、彼らを収めるため、隆平さんは語りかけます。

「お腹の中の子に罪はない。そんなことも分からないバカがいたら、その時は容赦しない。俺が、根こそぎ逮捕してやる」

そう言って立ち去る隆平さんを、楓さんは呼びとめ、「やっぱり生徒たちを絶望させたくありません」と、教員を続ける意思を見せます。

エンドクレジット後

涼子さんは妊娠していても働きやすい環境を作るため、楓さんと一緒にスクールロイヤー制度の導入などを考えていると言います。
そんな涼子さんに、

「もっと早く導入されてたら、死なずに済んだかもしれないな……」

隆平さんは、ある教員が転落事故で死亡した記事のコピーを渡します。

「この学校は、何を隠してるんだ……」

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