【俺の家の話第4話】ネタバレ・あらすじ・感想

主演を長瀬智也、脚本を宮藤官九郎が担当するTBSドラマでは11年ぶりの強力タッグでお送りする濃厚ホームドラマです。

今回は、『俺の家の話』第4話の、ネタバレ・あらすじ・感想をご紹介していきます。

逃げ道を作ってあげるのも大人の役目

寿一さんは忙しい毎日を過ごしています。

昼は能の稽古、夜は父、寿三郎さんの介護、そして週末は『スーパー世阿弥マシーン』としてプロレスのリングに立っています。

寿三郎さんの望みを知るため、寿一さんはエンディングノートを見ていますが、そこに、

「寿限無のおとしまえ」

と書かれています。どういうことなのか寿三郎さんに訊いても、書いたことを忘れてしまったのか、はぐらかされます。

ヘルパーのさくらさんは、寿三郎さんが、

「死に方が分からない」

と言っていたことを寿一さんに話します。エンディングノートを書いているうちに、逆に生きることへの執着が湧いてしまったのだと。

舞さんの息子で高校生の大州さんは、仲間とストリートダンスをするのに夢中で、能の稽古をサボりがちです。

寿一さんの息子で小学生の秀生さんは能が好きで、センスもあると褒められ、真面目に稽古に通っています。

寿限無さんはその二人を『YES 子供だって能』という外国人や子供向けのイベントで一緒に舞台に立たせることにします。

大州さんと秀生さんは『YES 子供だって能』で披露する『小袖曽我』という能の演目を寿三郎さんから教わります。

大州さんは能より好きなK-POPの影響か、リズムが合わないらしく、

「何か、気持ち悪いな……」

寿三郎さんにダメ出しをされますが、それに納得できなくてやる気をなくします。

「何か、昔の自分を見てるようで辛いわ……」

と寿一さんは、優秀な息子の秀生さんよりも、甥っ子の大州さんの方に共感してしまうようです。

寿一さんも子供の頃、後から入ってきた寿限無さんがどんどん上達していくので、

「俺、立場がなくてさ……俺は、出来ないんじゃなくて、やらないだけだって、そういう状態に自分を置かないと、不安で仕方なくてさ……」

それでプロレスに逃げた形になったのだと。

「だとしたら逃げるの早過ぎ。圧倒的に花があったのに……」

そうフォローする寿限無さんは、

「逃げるのも才能だけどね」と言葉を継ぎます。

「俺はその才能も勇気もないから、コツコツやるしかなかった。けど、逃げ道を作ってあげるのも大人の役目だと思う。実際、秀生のほうがセンスあるし……」

ラーメンが好きな人は、ラーメンが好きな人の気持ちしか分からない

寿三郎さんは寿一さんにエンディングノートを読ませ、

「『ビューティフルライフ』のロケ地巡り」

をさくらさんとしたいと言います。

『ビューティフルライフ』はさくらさんが一番好きなドラマで、彼女の誕生日にサプライズプレゼントでそのロケ地を巡るのだと。

寿三郎さんは本当はさくらさんのことを婚約者ではないと分かっています。

でも寿一さんたちに示しがつかないから、さくらさんに頼んで恋人のふりを続けてもらっている。それをさくらさんから聞いて知っている寿一さんは、ボケたふりを続ける寿三郎さんのプライドを傷つけないようにするため、

「分かった、調べとくわ」

と騙されたふりを続けます。

ロケ地巡りで表参道をグルグル回っている電動車椅子の寿三郎さんと、それを押すさくらさん。

さくらさんが後ろに転んでしまい、車椅子のバッテリーが切れてしまったところへ、試合を終えた『スーパー世阿弥マシーン』(寿一さん)が現れ、さくらさんを担ぎ、車椅子を押して帰ります。

正体がバレたら破門になるので、寿一さんは一言も喋りません。

大州さんが『小袖曽我』の稽古に来なくなります。

寿一さんは公園でダンスの練習をしている大州さんを迎えに行き、渋々稽古に戻ろうとする大州さんを、

「ラーメン食おうぜ」

とサボりに誘います。

大州さんの父、O・S・D(オー・エス・ディー)さんの経営しているラーメンチェーン『HEY麺』でラーメンを食べながら、大州さんは寿一さんに、自分たちのチームはダンスの人気投票で10位に入り、決勝で生配信をやるのだと教えてくれます。

でもその日は、『YES 子供だって能』の本番と被っています。頑張っている秀生さんに悪いから能の方に出ると大州さんは言いますが、

「逃げるのも才能だってよ。俺は逃げた。違う世界が見たくて……」

寿一さんはそう言います。そして、ラッパーでもあるO・S・Dさんにどうしてラーメン屋になったのか訊くと、

「強いて言うと、ラーメンが好きじゃなかったから」

だとO・S・Dさんは言います。

「ラーメン好きなやつってさ、ラーメン好きなやつの気持ちしか分かんねえんだよな」

能が好きじゃないなら、自分のように逃げることもできるし、逆にO・S・Dさんのように好きじゃないからこそ仕事にする道も選べる、いろいろな考え方ができるのだということを、寿一さんは大州さんに見せます。

寿限無さんの出生の秘密

寿三郎さんに呼ばれて、観山家の元女中の栄枝さんが家にやって来ます。

彼女は寿限無さんの父でもある番頭の小池谷さんと結婚した、つまり寿限無さんの母親だと寿三郎さんは紹介し、

「おとしまえをつけるために」

呼んだのだと、その半生を語り始めます。

寿三郎さんの妻が寿一さんを生み、里帰り出産をしている間、寿三郎さんの身の回りの世話をしていた栄枝さんに、寿三郎さんは手を出して妊娠させてしまいます。

それを知った妻(寿一さんの母)は激怒しました。

何とか離婚は免れたようですが、その代わり「認知はしないでくれ」と言われます。

困った寿三郎さんは、番頭の小池谷さんに頼み込んで、栄枝さんと結婚してもらいました。

そうやって生まれたのが、寿限無さんだと。

「親父、何やってんだよ……何だそれ、何だよそれ……」

自分と寿限無さんが腹違いの兄弟だと知り、寿一さんは衝撃を受けます。

少年時代の寿一さんは毎日一緒に稽古して遊んでいるうちに、寿限無さんと親友になっていました。

小池谷さんが早くに亡くなり、寿一さんも家を出たので、後継者にするため、一度は追い出した寿限無さんを、再び養子として家に迎えたのだと聞き、

「また『家』かよ。『家』のためだったら何やってもいいのかよ。子供の人生奪っていいと思ってんのかよ」

寿三郎さんの身勝手さに、寿一さんは激しい怒りをぶつけます。

「すまなかった……」

「俺に謝ってどうすんだよ」

自分が舞台に立っても寿三郎さんの十分の一しかギャラが貰えないからと、寿限無さんは寿三郎さんに内緒で、フードデリバリーのアルバイトまでしてこの『家』を守ろうとしてくれています。

「そうやって生きてきたんだよ、あいつ。俺みたいに逃げることもなく、ひたすら受け入れてきたんだよ」

意見を求められたさくらさんは、認知症が進行し、寿限無さんのことが分からなくなる前に、本当のことを寿三郎さんの口から直接話すべきではないかと言います。

バイトから帰ってきた寿限無さんは、真実を知っても、顔色一つ変えず、たった一言、

「承知しました」

と言います。

遅れてきた反抗期

『YES 子供だって能』の本番当日。

「この家には能が好きなやつしかいないから。能が好きなやつって、能が好きなやつの気持ちしか分かんないでしょ。言っても分かんないでしょ」

そう言っていた大州さんがいなくなります。

みんなは大州さんを連れ戻そうと探したりしますが、寿一さんは大州さんが悩んでいる姿を見ているので、その選択を尊重するため、自分が大州さんの代わりに、秀生さんと二人で『小袖曽我』を舞ってその穴を埋めることにします。

『小袖曽我』は本来は兄弟が母親の前で舞う演目ですが、

「本日は兄弟ではなくて、親子で舞います」

そう寿三郎さんが客席に説明した後、寿一さんと秀生さんが舞台に上がり、舞います。

寿一さんは舞いながら、

「そうか、あの時、俺たちは兄弟で舞ってたんだな」

かつて寿限無さんと一緒に舞っていた時間を思い出します。

エンドロール後

舞台の後の控え室で、寿一さんと秀生さんは、ダンス大会の決勝で大州さんが優勝した配信動画を見ます。

「スゲーじゃん。あいつ逃げる才能あったんだね」

そして、ずっと思いを内に秘めていた寿限無さんは、舞台に向かう途中、励ましの声をかける寿三郎さんに、

「うるせえクソじじい……」

と呟きます。

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